日経平均続落し65,481円 権利落ちと米半導体安が重荷、今夜は米PCE物価指数に注目
9月29日(火)の日経平均は2日続落、396円35銭安の65,481円27銭。権利落ちや米半導体株安が重荷となり一時1,100円超下げる場面もありました。30日(水)は権利確定日で、日本時間夜には米個人消費支出(PCE)物価指数の発表が控えます。PCE物価指数とは何かも初心者向けに整理します。
日経平均続落し65,481円 権利落ちと米半導体安が重荷、今夜は米PCE物価指数に注目
昨日のおさらい:日経平均2日続落、396円安の65,481円
9月29日(火)の日経平均株価は、前日比396円35銭安(-0.60%)の6万5,481円27銭で取引を終え、2営業日続落しました。TOPIX(東証株価指数)も4,041.13ptと前日比70.87pt安(-1.72%)です。東証プライム市場では値下がり銘柄が1,318銘柄と全体の8割を超え、値上がりは170銘柄、横ばいは21銘柄にとどまりました。
朝方は319円安でスタートし、前引けにかけて558円65銭安の6万5,318円97銭まで下げ幅を拡大。後場に入っても売りが続き、一時1,100円を超える下げ幅となる場面もありました。ただし引けにかけては下げ渋る展開となり、最終的な下げ幅は396円35銭まで縮小しています。業種別では東証33業種のうち電気機器を除く32業種が下落し、石油・石炭製品、証券・商品先物取引業、鉄鋼などの下落が目立ちました。日経平均への寄与度で見るとソフトバンクグループの下落が指数を約168円押し下げる要因になったと報じられています。
下落の背景としては、前日の米半導体関連株安を受けた流れに加え、韓国のメモリー大手SKハイニックスの決算が「力不足」と受け止められ、AI・半導体関連への過剰投資懸念がくすぶったことが挙げられます。また、9月中間配当・株主優待の権利落ち日にあたったことや、原油価格の上昇も重荷となりました。
米国市場:28日(月)はNYダウ・ナスダックともに反落
前日28日(月)のNYダウ工業株30種平均は、前週末比347ドル11セント安(-0.67%)の5万1,481ドル51セントで取引を終え、反落しました。ナスダック総合指数も248.34pt安(-0.92%)の26,820.38ptと反落しています。イラン情勢を巡る先行き不透明感から米原油先物が上昇したことに加え、米長期金利の上昇も株式相場の重荷になったと報じられています。ボーイングやセールスフォースなど個別株の下落も指数を押し下げました。
今日の注目:9月30日(水)は権利確定日、夜は米PCE物価指数
9月中間配当・株主優待は、28日(月)の権利付き最終日、29日(火)の権利落ち日を経て、30日(水)が「権利確定日」にあたります。この日時点の株主名簿に記載された株主が、正式に配当・優待を受け取る権利を得ることになります。
あわせて日本時間30日の夜(米国時間29日)には、米国で8月分の個人消費支出(PCE)物価指数が発表される予定です。FRB(米連邦準備理事会)が金融政策の判断で重視する物価指標として知られ、発表内容は今後の利下げペースを占ううえで市場の関心を集めそうです。
今週の予定
| 日付 | 予定 |
|---|---|
| 9月30日(水) | 権利確定日、米国で8月の個人消費支出(PCE)物価指数の発表 |
| 10月1日(木) | 日銀短観(9月調査)の発表 |
| 10月2日(金) | 米国の9月雇用統計、東京都区部消費者物価指数(9月)・完全失業率(8月)などの発表 |
10月1日(木)の日銀短観、2日(金)の米雇用統計については前回のレポートでも取り上げていますので、あわせてご覧ください。
初心者向けにひとこと:PCE物価指数って何を見る指標?
「米PCE物価指数」という言葉、ニュースでよく見かけても中身はよく分からない、という方も多いのではないでしょうか。簡単に整理してみましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 個人消費支出(Personal Consumption Expenditures)物価指数 |
| 発表元 | 米国商務省 |
| 何を測る指標か | 家計が実際に消費した財・サービスの価格の変化(物価の動き) |
| 似た指標との違い | CPI(消費者物価指数)より対象範囲が広く、消費者の行動変化も反映しやすいとされる |
| なぜ注目されるか | FRB(米連邦準備理事会)が金融政策の判断で特に重視している物価指標だから |
PCE物価指数が市場予想より高ければ「インフレが根強い→利下げペースが緩やかになるのでは」、逆に低ければ「インフレが落ち着いている→利下げを進めやすいのでは」という見方につながりやすいとされています。ただし、実際の金融政策は雇用統計など他の経済指標もあわせて総合的に判断されるため、この指標だけで先行きを断定することはできません。あくまで市場が注目している材料のひとつとして、数字が出たときにニュースをチェックしてみるとよいでしょう。
ワテのひと言
昨日は権利落ちに加えて海の向こうの半導体株安が重なって、一時は1,100円を超える下げ幅になる場面もおましたな。それでも引けにかけては下げ渋って、最終的には400円弱の下げに収まりましたんや。今日は権利が正式に確定する日でおますし、夜には米国のPCE物価指数いう大事な指標も控えとります。一つひとつの材料に振り回されすぎんと、数字を確かめながらぼちぼちいきまひょ。
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