【7/24大引け】日経平均は1,811円安の大幅反落、6万5,000円割れ|円が163円台へ急落した一週間の締めくくり
7月24日(金)の東京市場は、日経平均が64,611.15円(前日比1,811.45円安、約2.73%安)と大幅に反落し、6万5,000円台を約1週間ぶりに割り込みました。一方でTOPIXの下げは約1.05%にとどまり、下げ方には偏りがありました。ドル円が163円台へ急落した動きとあわせて、週末に一週間を整理し、来週のFOMCと国内決算シーズンの注目点をやさしくまとめます。
【7/24大引け】日経平均は1,811円安の大幅反落、6万5,000円割れ
おはようございます。今日は土曜日、市場はお休みです。まずは昨日7月24日(金)に大きく動いた東京市場を振り返り、そのうえで来週の注目点を落ち着いて整理していきましょう。
昨日の相場をひと言でいえば、「久しぶりの大きな下げで一週間を終えた」一日でした。日経平均は前日比1,811円あまりの下落となり、節目の6万5,000円台を約1週間ぶりに割り込んでいます。
おさらい:7月24日の数字
まずは昨日の結果を数字で押さえておきます。
| 項目 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 64,611.15円 | -1,811.45円(約-2.73%) |
| TOPIX | 4,011.31ポイント | -42.57ポイント(約-1.05%) |
| JPX日経インデックス400 | 36,214.91ポイント | -418.32ポイント(約-1.14%) |
| 東証グロース市場250 | 686.12ポイント | -13.40ポイント(約-1.92%) |
| ドル円(参考) | 約163.69円 | 円安方向へ大きく変動 |
日経平均は約2.73%安と大きめの下げ幅でした。ここでひとつ、初心者の方に見ておいてほしいポイントがあります。日経平均が約2.73%下げたのに対し、TOPIXの下げは約1.05%にとどまっているという点です。
なぜ日経平均のほうが大きく下げたのか
同じ東京市場の下げでも、指数によって下げ幅が違いました。この差には理由があります。
| 指数 | 計算のしかた | 影響が大きいのは |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 対象225銘柄の株価を足し合わせて調整する方式 | 株価水準の高い銘柄(値がさ株) |
| TOPIX | 対象銘柄の時価総額を合計する方式 | 幅広い銘柄をならした市場全体の平均像 |
日経平均は「1株の株価が高い銘柄」の値動きを強く受けます。昨日は、株価水準の高い半導体関連やAI関連の銘柄がまとまって売られました。その結果、これらの銘柄の比重が大きい日経平均のほうが、市場全体をならしたTOPIXよりも大きく下げた、というわけです。
つまり昨日の下げは、市場のあらゆる銘柄が一様に総崩れした、というより、値がさの半導体・AI関連が指数を強く押し下げたという形でした。ニュースの見出しで「日経平均◯◯円安」と見たときは、TOPIXの下げ幅もあわせて確認すると、下げの中身がぐっとつかみやすくなります。
下げの背景にあった材料
昨日の売りにつながった主な材料を整理します。
- 前日の米国市場でハイテク株が軟調だったこと。海外のハイテク安の流れが、東京市場の半導体・AI関連にも波及しました。
- 「AI特需」が今後も続くのかという持続性への懸念。関連する電子部品メーカーなどにも売りが広がりました。
- ドル円が163円台へと円安方向に大きく振れたこと。急激な為替の変動は、輸出企業には採算の追い風になり得る一方で、原材料やエネルギーを輸入に頼る企業にはコスト増の懸念材料にもなります。相場全体としては、変動の大きさそのものが様子見や利益確定の売りを誘いやすくなります。
一本調子で上がってきた相場では、こうした材料が重なったときに、それまでの上昇分を確定させる売りが出やすくなります。昨日はその典型的な一日でした。
週末に確認しておきたいこと
今日・明日は市場がお休みです。相場が大きく動いた週末は、値動きを追いかけるより、次の3つを落ち着いて整理しておくのがおすすめです。
- 一週間の方向感:週の初め(7月22日ごろ)に6万6,000円台にあった日経平均は、週末に6万4,000円台まで水準を切り下げました。日々の上下ではなく「週単位でどちらに動いたか」を押さえておくと、相場の流れが見えやすくなります。
- 為替の水準:ドル円が163円台へと動いた点は、来週の輸出企業・輸入企業それぞれの見方に影響します。株価とあわせて確認しておきたい指標です。
- 手元の投資方針の再確認:相場が荒れているときほど、目先の値動きに引っぱられがちです。自分がなぜその投資をしているのか(老後資金づくりか、短期か等)を、静かなときに確認しておくと、慌てた売買を避けやすくなります。
来週(7月27日〜)の注目点
来週は、国内外で相場の方向を左右しやすいイベントが控えています。
- FOMC(米連邦公開市場委員会):7月28〜29日。米国の金融政策を決める会合で、結果は日本時間の未明に伝わります。政策金利の判断や、その後に示される先行きの見方は、為替(ドル円)や世界の株式相場に影響しやすい注目イベントです。
- 国内の2026年4〜6月期(第1四半期)決算の本格化。これから多くの企業が決算を発表していきます。相場全体が荒れているときほど、個別企業の「実際の業績」が改めて意識されやすい時期です。
決算を見るときは、株価の上下だけを追うのではなく、次の3点を落ち着いて確認するのがおすすめです。
- 売上高がどう変化したか(商売の規模が伸びているか)
- 営業利益がどう変化したか(本業でどれだけ稼げたか)
- 会社側の通期見通しが据え置きか、上方・下方修正か
IRDBでは、金融庁EDINETから取得した各社の財務データを整理して見られます。指標の意味を先に押さえておくと、決算ニュースが読みやすくなりますよ。
ワテのひと言(大阪弁で総括)
さて、ここからは船場の番頭がひと言。昨日は日経平均が1,811円安、6万5,000円の節目も割ってしもうた。今週はじりじり水準を下げて、最後にどんと来た一週間でしたな。
せやけど、あわてなや。日経が2.73%下げたその日に、TOPIXの下げは1.05%どまりでっせ。値がさの半導体やらAIやらが指数を引っぱって下げたんで、市場のなんもかんもが総崩れした、いう話とはちょっと違いますねん。指数の数字だけ見て早合点したら、相場の顔を見誤ってしまいます。
来週はアメリカのFOMCに、国内の4〜6月期決算が控えとります。こういう荒れ模様のときこそ、番頭の言うことは毎度おんなじでおます。日々の上げ下げに一喜一憂するより、これから出てくる決算で「商いの中身」がどうなっとるかを、じっくり確かめとくのが肝心でっせ。数字は嘘つきまへんさかいな。ほな、ええ週末を。
口座開設はこちらから
投資を始めるには証券口座が必要です。初心者におすすめのネット証券3社をご紹介。
※ 本ページにはアフィリエイトリンクが含まれます。リンクから口座開設・取引が行われた場合、運営者が紹介手数料を受け取る場合があります。