【日曜・週の見取り図】荒れて終えた一週間の次は?7/28-29のFOMCと国内4〜6月期決算シーズンをやさしく整理
日曜日の朝、市場はお休みです。先週の東京市場は日経平均が週末の7月24日に1,811.45円安(約2.73%安)と大きく下げ、6万5,000円台を割って一週間を終えました。今日は値動きを追うのではなく、来週(7月27日〜)の注目イベント——7月28〜29日のFOMCと、国内で本格化する4〜6月期決算——を、初心者の方が落ち着いて準備できるように見取り図として整理します。
【日曜・週の見取り図】荒れて終えた一週間の次は?
おはようございます。日曜日の朝、市場はお休みです。今日は日々の値動きを追いかけるのではなく、来週(7月27日〜)に向けた「見取り図」を、初心者の方といっしょに落ち着いて描いておきましょう。相場が動く前に、何が控えているのかを知っておくだけで、ニュースの受け止め方がぐっと楽になります。
まずは先週を、ひとことで
先週の東京市場は、週の後半にかけて水準を切り下げ、最後に大きく下げて終えた一週間でした。週の初め(7月22日ごろ)に6万6,000円台にあった日経平均は、週末の7月24日(金)には6万4,000円台まで下げています。
金曜日の終値を、数字で押さえておきます。
| 項目 | 7月24日終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 64,611.15円 | -1,811.45円(約-2.73%) |
| TOPIX | 4,011.31ポイント | -42.57ポイント(約-1.05%) |
| ドル円(参考) | 約163円台 | 円安方向で推移 |
ここでひとつだけ、先週の振り返りとして覚えておきたい点があります。日経平均が約2.73%下げたのに対し、TOPIXの下げは約1.05%にとどまったことです。株価水準の高い半導体・AI関連の銘柄がまとまって売られ、そうした銘柄の比重が大きい日経平均のほうが大きく下げた、という形でした。「市場のすべてが総崩れした」わけではなかった、というのが先週末の実像です。
(金曜日の下げの中身をもう少しくわしく知りたい方は、土曜日の前回レポートもあわせてどうぞ。)
来週の主役その1:FOMC(7月28〜29日)
来週いちばんの注目は、7月28〜29日に予定されているFOMC(米連邦公開市場委員会)です。
FOMCは、かんたんに言えばアメリカの金融政策(政策金利など)を決める会合です。年に8回ひらかれ、その結果は日本時間の未明に伝わります。
なぜ日本の投資初心者まで気にするのでしょうか。ポイントは2つです。
- 為替(ドル円)に影響しやすい:アメリカの金利をめぐる見方が変わると、ドルと円の交換レートが動きやすくなります。先週はドル円が163円台まで円安に振れており、来週の会合はこの流れを見るうえでの節目になります。
- 世界の株式相場の地合いに影響しやすい:アメリカの金融政策は、世界中のお金の動きの「大もと」に近い部分です。ここでの判断や、その後に示される先行きの見方が、株式相場全体の空気を左右することがあります。
大切なのは、「結果がこうなるはずだ」と予想して身構えることではありません。会合が「ある」こと、そして結果が出たら為替とセットで受け止める、という構えを持っておくこと。それだけで、未明に飛び込んでくるニュースに振り回されにくくなります。
来週の主役その2:国内の4〜6月期決算が本格化
もうひとつの主役は、国内企業の2026年4〜6月期(第1四半期)決算です。来週から、多くの企業が順に業績を発表していきます。
相場全体が荒れているときほど、株価の上げ下げだけでなく、「その会社が実際にどれだけ稼いでいるか」という中身が改めて意識されやすくなります。決算は、その中身をたしかめる絶好の機会です。
初心者の方が決算ニュースを見るときは、次の3点を落ち着いて確認するのがおすすめです。
| 見るところ | 何がわかるか |
|---|---|
| 売上高 | 商売の規模が伸びているか・縮んでいるか |
| 営業利益 | 本業でどれだけ稼げたか |
| 通期見通し | 会社自身が今年をどう見ているか(据え置き/上方・下方修正) |
とくに大事なのが、「増収なのに減益」「減収なのに増益」といった、売上と利益の方向がちがうケースです。売上が伸びていても、コストがそれ以上に増えれば利益は減ります。数字を1つだけ見て早合点せず、売上と利益を並べて見る——これが決算を読む第一歩です。
日曜のうちにやっておきたい3つのこと
大きく動いた週の次の日曜は、値動きを追うより、静かに準備をしておくのに向いています。
- 一週間の方向感を押さえる:日々の上下ではなく、「週単位でどちらに動いたか」を確認します。先週は週初の6万6,000円台から週末の6万4,000円台へ、水準を下げた一週間でした。
- 指標の意味を先に予習する:決算ニュースが読みやすくなるよう、基本の指標を押さえておきましょう。下にリンクを置いておきます。
- 自分の投資方針を再確認する:相場が荒れているときほど、目先の値動きに引っぱられがちです。なぜその投資をしているのか(老後資金づくりか、短期か等)を静かなときに確認しておくと、慌てた売買を避けやすくなります。
決算シーズンの予習に、IRDBの用語解説をどうぞ。金融庁EDINETから取得した各社の財務データも、あわせて見られます。
- 自己資本比率とは? — 会社の財務の安全性をはかる指標
- 営業利益率とは? — 本業でどれだけ儲けているか
- ROE(自己資本利益率)とは? — 株主のお金でどれだけ稼いだか
ワテのひと言(大阪弁で総括)
さて、ここからは船場の番頭がひと言。先週は最後の金曜に日経が1,811円安、6万5,000円の節目も割ってしもうて、なんとも慌ただしい幕引きでしたな。せやけど、今日は日曜、市場はお休みでおます。こういう静かな日は、あわてて動くための日やのうて、次の一週間の段取りを組む日でっせ。
来週はアメリカのFOMCに、国内の4〜6月期決算が控えとります。FOMCは「どうなるか」を当てにいくより、「為替とセットで結果を見る」と構えとくのが番頭の流儀。決算のほうは、売上と儲け(利益)を並べて見る——これに尽きます。売上が伸びとっても、儲けが痩せとったら手放しでは喜べまへんさかいな。
相場が荒れとるときほど、番頭の言うことは毎度おんなじでおます。日々の上げ下げに一喜一憂するより、これから出てくる決算で「商いの中身」がどうなっとるかを、じっくり確かめとくのが肝心でっせ。数字は嘘つきまへんさかいな。ほな、ええ日曜を。
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