【月曜・市場再開】155円攻防の朝、為替介入「3日目」はあるか。キオクシア決算受け決算本格化、今週はソフトバンクGにも注目
おはようございます。月曜日、東京市場が再開します。先週末7月31日(金)の日経平均は64,362.02円(+2,494.59円・約4.03%高)で大幅続伸。週末にかけて政府・日銀の為替介入(推計6〜7兆円規模)でドル円は163円台から157円台へ急速に円高が進み、今朝は155円を巡る攻防と「3営業日連続の介入」の有無に市場が身構えています。キオクシアの決算(自社株買い・株式分割発表)を皮切りに決算が本格化する今週の注目点を整理します。
【月曜・市場再開】155円攻防の朝、為替介入「3日目」はあるか
おはようございます。月曜日の朝です。土日のあいだお休みだった東京市場が、今日からふたたび動き出します。今回は週末のあいだに為替市場で大きな動きがあったため、いつもの月曜以上に「何が起きていたか」を落ち着いて整理しておく必要がある一週間です。
まずは先週末7月31日(金)の終値をおさらい
| 項目 | 7月31日(金)終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 64,362.02円 | +2,494.59円(約+4.03%) |
| TOPIX | 4,003.30ポイント | +50.80ポイント(約+1.29%) |
先週最後の取引となった金曜日は、日経平均が前日比+2,494.59円、約4.03%の大幅続伸で取引を終えました。米国のテック株が堅調だったことを受け、半導体・電子部品関連の銘柄を中心に買いが広がった形です。この水準が、今日の取引再開時点での直近の基準になります。
週末に起きていたこと:急速な円高と為替介入
今日いちばんお伝えしておきたいのが、為替(ドル円)の動きです。7月30日から31日にかけて、ドル円は1ドル=163円台から157円台へ、短期間で大きく円高方向に振れました。 背景には、政府・日銀による大規模な円買い為替介入があったとみられており、7月30日分だけで推計6兆〜7兆円規模の介入が行われたと報じられています。
初心者の方への一言: 「為替介入」とは、政府・日本銀行が外国為替市場で円やドルを売買し、行き過ぎた為替変動を抑えようとする対応のことです。介入があったからといって、為替の水準が思うとおりに動き続けるとは限らない点には注意が必要です。
そして今朝、1ドル=155円を巡る攻防が焦点になっています。週明け月曜に3営業日連続となる円買い介入が実施されるかどうかに、海外の市場参加者も含めて注目が集まっている状況です。円高が急速に進むと、輸出企業を中心に業績見通しへの影響が意識されやすく、株式市場でも重要なテーマになります。
ここで大事なのは、「介入がある/ない」「円高が進む/戻る」のどちらに転ぶかを、今日の時点で言い当てることはできないという点です。 為替は市場参加者の思惑で動くため、断定はできません。今日は「そういう緊張感のある週明けだ」という前提を持って値動きを追う一日になりそうです。
今週(8月3日〜8月7日)の主な予定
| 日付 | 予定 |
|---|---|
| 8月3日(月) | 東京市場、取引再開。米7月ISM製造業景況指数の発表 |
| 8月4日(火) | 米6月貿易収支、米6月JOLTS求人件数の発表。米スペースXの決算発表 |
| 8月5日(水) | 日本の実質賃金(6月分)の発表。米7月ADP全国雇用者数、米7月ISM非製造業景況指数の発表。日銀金融政策決定会合の議事要旨(要旨公表) |
| 8月6日(木) | ソフトバンクグループの決算発表。米新規失業保険申請件数の発表。米スペースXのロックアップ解除(株式売却制限の解除) |
| 8月7日(金) | 米7月雇用統計の発表。カナダ7月雇用統計、中国7月貿易収支の発表 |
特に注目したい3つのポイント
① 為替介入の効果測定と155円攻防
上でお伝えしたとおり、今週最大のテーマは為替です。155円を巡る攻防と、3日目の介入があるかどうかが今日の朝から注目されています。円高が進めば輸出企業には逆風、内需・輸入関連企業には追い風になりやすいという一般的な傾向はありますが、個別企業の業績への影響は会社ごとに異なり、この記事では特定の銘柄への影響を断定しません。
② 決算が本格化。キオクシアの大幅増益とソフトバンクG(8/6)
決算シーズンが本格化しています。先週末7月31日には、キオクシアホールディングスが2027年3月期第1四半期(4〜6月)決算を発表しました。営業利益は1兆2,700億円と前年同期から大幅な増益になった一方、市場の高い期待には届かなかったとの受け止めも一部で伝えられています。同時に、上限8,000億円の自社株買いと、1株を3株にする株式分割も発表されており、生成AI向けデータセンター需要を背景にしたNAND型フラッシュメモリの需給逼迫が業績を押し上げた形です。
米国では、アマゾン・ドット・コムの決算が市場予想を上回ったと伝えられており、AI・半導体関連株全体への買い波及が期待される材料として意識されています。国内では、8月6日(木)にソフトバンクグループの決算発表が予定されており、今週後半の注目イベントの一つです。
決算ニュースを見るときは、「増収なのか減収なのか」「利益は伸びたのか」「会社自身は通期見通しをどう見ているか」の3点を、数字とセットで落ち着いて確認するのがおすすめです。
③ 日本の実質賃金(8月5日)と米雇用統計(8月7日)
8月5日(水)には、日本の実質賃金(6月分)が発表されます。個人消費の先行きを考える材料の一つとして注目されています。8月7日(金)には、米国の雇用統計(7月分)が発表される予定で、米国の金融政策の先行きを考えるうえで市場が特に注目する指標の一つです。
そのほかの材料
中東情勢については、一部で緊張緩和への期待も伝えられている一方、全体としては原油価格の下値を支えやすい(下がりにくい)との見方も根強く、情勢はなお流動的です。市場では今週の日経平均について、6万1,000円台〜6万8,000円台という比較的幅の広いレンジが意識されているとの見方も伝えられていますが、これはあくまで市場の一部の見方であり、実際にこの範囲に収まると決まっているわけではありません。
今日8月3日(月)にやっておきたいこと
緊張感のある週明けだからこそ、あわてず段取りを整えるのに向いています。
- 為替の値動きを定点観測する:155円を巡る攻防がどう決着するか、まずは今日一日の推移を見守りましょう
- 決算カレンダーを手元に置く:今週はソフトバンクG(8/6)をはじめ決算発表が続きます。保有銘柄・気になる銘柄の発表日を確認しておくと安心です
- 数字を並べて見る癖をつける:営業利益の増減だけでなく、「なぜ増えた/減ったか」の背景まで確認する習慣が、決算シーズンには役立ちます
決算シーズンの予習に、IRDBの用語解説と企業データもどうぞ。
- 営業利益率とは? — 本業でどれだけ効率よく稼ぐかを見る指標
- ROE(自己資本利益率)とは? — 株主のお金でどれだけ稼いだかを見る指標
- 自己資本比率とは? — 会社全体・長期の財務の安全性を見る指標
- 企業データを調べる — 決算発表のあった会社の財務データを確認できます
今日のまとめ
- 直近の終値は7月31日(金)の日経平均64,362.02円(+2,494.59円・約4.03%)、TOPIX4,003.30ポイント(+50.80ポイント)
- 週末にかけてドル円は163円台から157円台へ急速に円高。政府・日銀の為替介入(7/30分推計6兆〜7兆円規模)が背景とみられる
- 今朝は155円を巡る攻防と、3営業日連続の介入があるかに市場が注目
- キオクシアが大幅増益の決算とあわせ自社株買い(上限8,000億円)・株式分割を発表。今週は8月6日にソフトバンクグループの決算も予定
- 8月5日に日本の実質賃金、8月7日に米雇用統計の発表を予定
- 中東情勢はなお流動的で、原油価格の動向にも引き続き注目
ワテのひと言(大阪弁の総括)
さて、ここからは船場の番頭がひと言。
土日のあいだに為替の方でえらい動きがあってましたなあ。ドルが163円から157円まで、あっという間に円高へ振れましたんや。政府・日銀はんが介入したんやろ、いう見方が優勢でっけど、「介入があったから、これで一安心」とはワテは申しまへん。 今朝の155円を巡る攻防、3日目の介入があるかどうか、ふたを開けてみな分かりまへんで。
決算の方も賑やかになってきましたな。キオクシアはんは前の年から利益をどえらい伸ばしてはりましたけど、それでも「市場の期待には届かなんだ」いう受け止めもあるそうです。数字が伸びてるかどうかと、市場の思惑に届いたかどうかは、また別の話。 ここを混同せんと、両方を分けて見るんが番頭の流儀でおます。
今週はソフトバンクグループはんの決算も控えてます。為替も決算も、材料てんこ盛りの一週間になりそうでっけど、慌てて飛びつくより、まずは今日一日の値動きをじっくり見届ける。これに尽きますわ。ほな、ええ一週間の始まりを。まいど、おおきに。
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