日経平均続落、東エレクが重し 9月2日はADP雇用統計に注目
9月1日の東京市場は米国株安を受けて日経平均が続落し、66,215円34銭で取引を終えました。後場は長期金利上昇でバリュー株への物色が強まりました。2日は米ADP雇用統計、週末には米雇用統計とイベントが続きます。
日経平均続落、東エレクが重し 9月2日はADP雇用統計に注目
前日(9月1日)の振り返り
2026年9月1日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比96円59銭安(-0.15%)の6万6,215円34銭で取引を終え、続落しました。朝方には6万5,576円61銭まで下げ幅を広げる場面もありましたが、後場にかけて売り一巡感が出て下げ渋りました。
背景にあるのは前日8月31日の米国株式市場の下落です。対イラン情勢の緊迫化を背景に原油高と長期金利の上昇が警戒され、ダウ平均は374円09銭安の5万3,185円90ドル、ナスダック総合も31円53ポイント安の2万6,370円89と続落しました。これを受けて1日の東京市場でも値がさの半導体関連株を中心に売りが先行し、東京エレクトロン1銘柄で日経平均を約191円押し下げる要因になったと報じられています。
一方、後場に入ると国内の長期金利が上昇したことをきっかけに、これまで買われてきたグロース(成長)株から出遅れ感のあるバリュー株へ資金を移すセクターローテーションの動きが強まり、下げ幅を縮める展開となりました。
今日(9月2日)の注目点
9月2日は米国で8月のADP雇用統計の発表が予定されています。ADP統計は2日後に控える米雇用統計(非農業部門雇用者数)の先行指標として市場の注目度が高く、7月分までの統計で示されていた雇用者数の減速傾向が続くかどうかが焦点です。労働市場の減速が鮮明になれば、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ観測が強まりやすく、逆に底堅い内容であれば長期金利の先高観が続く可能性があります。
前日にみられたようなグロース株からバリュー株への資金シフトが一時的な動きなのか、それとも金利動向を映した流れとして続くのかも、投資初心者の方にとっては業種間の値動きの違いを観察する良い機会です。個別の値動きに一喜一憂するよりも、IRDBの財務健全性スコアランキングのような、金利動向に左右されにくい企業の実力を示す指標もあわせて確認しておくとよいでしょう。
明日以降のイベント
- 9月4日(金): 米8月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率)が発表予定。労働市場の減速傾向が続くかどうかに市場の関心が集まります
- 9月15〜16日: 米FOMC(連邦公開市場委員会)開催予定。長期金利や為替の動向を踏まえ、政策金利の先行き方針が焦点になりそうです
- 9月17〜18日: 日銀金融政策決定会合開催予定。段階的に正常化を進めてきた日銀の次の一手にも注目が集まります
決算シーズンの谷間から、雇用統計を起点に金融政策と金利の動きへ市場の関心が移る時期が続きます。IRDBでは企業ごとの業績推移データを随時更新していますので、気になる企業の数字は一次情報とあわせて確認してみてください。
ワテのひと言
東エレクはんが1銘柄で200円近う押し下げるいうんは、なかなかの迫力でんな。せやけど後場は金利上昇を機にバリュー株への資金移動が進んで、下げ幅がだいぶ縮まりましたわ。明日のADP、週末の雇用統計と、これから数字がぎょうさん出てきますけど、一喜一憂するよりも、金利が上がっても下がってもびくともせん財布の強い会社はどこか、健全性スコアで確かめとくんが商いの目利きいうもんですわ。
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