日経平均2日続落で65,142円、原油高警戒の一方で電線株が急伸 9月10日はECB・米PPIに注目
9月9日(水)の日経平均株価は前日比126円55銭安(-0.19%)の65,142円78銭で2営業日続落しました。中東情勢緊迫による原油高が重石となった一方、電線株が軒並み急伸して相場を下支えしました。9月10日はECB政策金利決定と米8月PPIに注目です。
日経平均2日続落で65,142円、原油高警戒の一方で電線株が急伸 9月10日はECB・米PPIに注目
9月9日(水)の振り返り:原油高警戒で2営業日続落も、下値は限定的
9月9日(水)の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日(9月8日・火)比126円55銭安(-0.19%)の6万5,142円78銭で取引を終え、2営業日続けての下落となりました。前日の急落(1,130円51銭安)に比べると下げ幅は大きく縮小しており、下値は限定的だったといえます。
この日は中東情勢の緊迫を背景に原油先物価格が上昇し、インフレ再燃や日本銀行の利上げペース加速への警戒感が投資家心理の重石となりました。東証プライム市場では値下がり銘柄が値上がり銘柄を上回る展開でしたが、値がさの半導体関連株が軟調だった一方で、電線株への買いが終日活発で相場を支えました。
セクター動向:電線株が軒並み急伸、半導体株は軟調
個別セクターでは明暗が分かれました。電線御三家と呼ばれる古河電気工業(+12.63%)、フジクラ(+8.07%)、住友電気工業(+5.72%)がそろって大幅高となり、非鉄金属セクター全体も銅価格の上昇を支えに堅調でした。一方で半導体関連株はアドバンテスト(-2.84%)、キオクシアホールディングス(-0.71%)などが下落し、指数の重荷となりました。
為替相場では、17時時点のドル円は1ドル=153円17〜19銭前後で、前日同時点の153円80銭前後から63銭ほど円高が進みました。日銀による利上げペース加速観測を背景に、円が底堅く推移する場面が続いています。
投資初心者の方は、原油高や為替の動きが業種によってどう業績に影響しやすいかを、一銘柄の値動きだけで判断せず、IRDBの業種別ランキングや各社の財務健全性スコアとあわせて確認しておくのも一つの方法です。
今日(9月10日・木)の注目点:ECB政策金利決定と米8月PPI
9月10日(木)は、海外では21時15分にECB(欧州中央銀行)の政策金利決定が予定されています。市場では0.25%の追加利上げがおおむね織り込まれているとされ、声明文やラガルド総裁の会見での今後の利上げペースに関するコメントが注目されます。同日には米国の8月卸売物価指数(PPI)も発表される予定で、インフレ動向を占ううえで市場の関心が高い指標です。
これらはあくまで発表前の市場予想であり、実際の発表値が予想と異なれば、為替や株式市場が大きく反応する可能性がある点にご留意ください。
今週以降のイベントカレンダー
- 9月11日(金): 米8月消費者物価指数(CPI)発表予定。同日は9月限の株価指数先物・オプションのメジャーSQ算出日も重なります
- 9月15〜16日: 米FOMC(連邦公開市場委員会)開催予定
- 9月17〜18日: 日銀金融政策決定会合開催予定
前日の急落からは持ち直したものの、原油高と円相場の動きという2つの材料に市場心理が左右されやすい状況が続いています。今週後半にかけてはECB・米PPI・米CPIと物価に関するイベントが立て込み、来週にはFOMCと日銀会合も控えます。IRDBでは企業ごとの業績推移データを随時更新していますので、気になる企業の数字は一次情報とあわせて確認してみてください。
ワテのひと言
前の日にどーんと下がった反動か、今日は下げ幅もぐっと小そうなって、電線株なんかは逆に元気よう買われとりましたな。原油高やら為替やら、材料がコロコロ変わる相場やと、どのセクターが強いか弱いかも日替わりになりがちどす。こういう時こそ、目先の値動きに一喜一憂せんと、自己資本比率やら利益率やらの財布の中身をじっくり見て、腰を据えた商いの目利きをするんが肝心でっせ。
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