日経平均128円高で反発、65,270円 中東情勢と米金利上昇に警戒 9月11日は米CPI発表
9月10日(木)の日経平均株価は金利上昇懸念で売り先行後、先物主導で切り返し前日比128円17銭高(+0.20%)の65,270円95銭で取引を終えました。中東情勢緊迫による原油高と米長期金利の上昇が相場の材料となる中、9月11日は米8月消費者物価指数(CPI)発表とメジャーSQを控えています。
日経平均128円高で反発、65,270円 中東情勢と米金利上昇に警戒 9月11日は米CPI発表
9月10日(木)の振り返り:金利上昇懸念の売りから先物主導で切り返し
9月10日(木)の東京株式市場で、日経平均株価は寄り付き後、米長期金利上昇への警戒感から売りが先行する場面がありましたが、その後は先物主導で買いが優勢となって切り返し、前営業日比128円17銭高(+0.20%)の6万5,270円95銭で取引を終えました。TOPIX(東証株価指数)も4,054.58で終値を付けています。
背景には、米財務省が発表した長期国債の買い戻し規模が市場の期待を下回ったことを受けて米国債が売られ、米10年債利回りが一時4.85%台と2023年11月以来の高水準まで上昇したことがあります。
為替・商品市場:中東情勢緊迫で原油が一時100ドル突破
為替市場では、ベッセント米財務長官による円安けん制と受け止められる発言などを背景に、アジア時間には一時1ドル=152円93銭近辺までドル売り・円買いが進む場面がありました。もっとも前述の米長期金利上昇を受けてNY時間にかけてドルが買い戻され、153円80銭近辺まで反発(ドル高・円安方向)しています。前日(9月9日)終値からは0.3%程度の下落で、153円台半ばでの推移となりました。
商品市場では、中東情勢の緊迫化を背景に北海ブレント原油先物が一時1バレル=100ドルを突破しました。原油高はインフレ再燃への警戒につながりやすく、投資家心理への影響が意識されています。
投資初心者の方は、金利や為替、商品市況の動きが業種によってどう業績に影響しやすいかを、一つの材料だけで判断せず、IRDBの業種別ランキングや各社の財務健全性スコアとあわせて確認しておくのも一つの方法です。
今日(9月11日・金)の注目点:米8月消費者物価指数(CPI)とメジャーSQ
9月11日(金)は、日本時間21時30分に米国の8月消費者物価指数(CPI)が発表される予定です。市場予想は前月比+0.4%、コア指数(食品・エネルギーを除く)は前月比+0.2%とされています。関税の影響再燃などから伸びの加速が見込まれており、予想を上回る結果となれば、9月15〜16日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ観測が後退し、ドル買い・金利上昇要因となる可能性があります。同日には米9月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)も発表予定です。
また9月11日は、9月限の株価指数先物・オプションのメジャーSQ(特別清算指数)算出日にも当たり、需給面での値動きが大きくなりやすい点にも注意が必要です。
これらはあくまで発表前の市場予想であり、実際の発表値が予想と異なれば、為替や株式市場が大きく反応する可能性がある点にご留意ください。
来週以降のイベントカレンダー
- 9月15〜16日: 米FOMC(連邦公開市場委員会)開催予定。結果は日本時間9月17日午前3時頃に公表される見通しです
- 9月17〜18日: 日銀金融政策決定会合開催予定。結果は9月18日(金)の11時30分〜12時30分頃に公表される見通しです
FOMCの結果発表から間もなく日銀会合の結果も控えており、日米の金融政策イベントが短期間に連続する週になります。金利差の変化はドル円相場にも影響しやすいため、今週の米CPIの結果とあわせて注視したいところです。IRDBでは企業ごとの業績推移データを随時更新していますので、気になる企業の数字は一次情報とあわせて確認してみてください。
ワテのひと言
朝方は金利上昇の心配で下げとったのが、終わってみれば先物に引っ張られてプラスで終わる、いう忙しい一日どしたな。原油も中東の緊張で100ドル超えてきましたし、為替も一日のうちに円高・円安と行ったり来たり。材料が右から左へせわしのう動く相場は、短気な商いにはあきまへん。今日の米CPI、来週のFOMCと日銀会合と、財布の紐を締めるか緩めるかの材料が続きますよって、慌てず腰を据えて、企業の財務体質をじっくり見極める商いを心がけておくれやす。
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