日経平均1,259円安の64,011円 中東緊迫と原油高、米金利上昇で一時2,000円超下落 2週連続の大幅下げに
9月11日(金)の日経平均株価は中東情勢の緊迫化による原油高と米長期金利の上昇が重荷となり、前日比1,259円61銭安(-1.93%)の6万4,011円34銭で取引を終えました。日中は一時2,000円超下落する場面もあり、約1カ月ぶりの安値水準。週末をはさみ、来週15〜16日には米FOMCが控えています。
日経平均1,259円安の64,011円 中東緊迫と原油高、米金利上昇で一時2,000円超下落 2週連続の大幅下げに
9月11日(金)の振り返り:中東情勢緊迫と原油高、米金利上昇が重荷に
9月11日(金)の東京株式市場で、日経平均株価は中東情勢の緊迫化を背景とした原油高と、米長期金利の上昇を嫌気した売りに押され、前営業日比1,259円61銭安(-1.93%)の6万4,011円34銭で取引を終えました。日中の値動きは大きく、一時2,000円を超える下げ幅となる場面もあり、終値ベースでは約1カ月ぶりの安値水準です。前日9月10日(木)は寄り付き後の金利上昇警戒による売りを先物主導の買いが打ち消し、前営業日比128円17銭高(+0.20%)の6万5,270円95銭で反発していましたが、その上げ幅を大きく上回る下落となりました。
背景の一つには、イランが地下施設で弾道ミサイルの生産を再開したと伝えられたことを受け、原油先物相場が1バレル=100ドル台を突破したことがあります。原油高はインフレ再燃への警戒につながりやすく、投資家心理を冷やす材料となりました。あわせて、前営業日の米国市場でインフレ加速への懸念から金利上昇が意識され、NYダウ工業株30種平均が316ドル56セント安の5万2,064ドル10セント、ナスダック総合指数も171ドル61ポイント安の2万6,081ドル73セントと続落していたことも、東京市場の重荷となりました。
日経平均はこの週で2週連続の下落となり、いずれの週も下げ幅は1,000円を超えています。国内のAI・半導体関連株の戻りが海外の同業株と比べて鈍く、指数全体の戻りを抑えているとの指摘もあります。
投資初心者の方は、こうした原油や金利の動きが業種によってどう業績に影響しやすいかを一つの材料だけで判断せず、IRDBの業種別ランキングや各社の財務健全性スコアとあわせて確認しておくのも一つの方法です。
今日(9月12日・土)は東証休場、週明け月曜の値動きに注目
9月12日(土)は東京証券取引所の休場日にあたり、株式市場の取引はありません(土日は休場、次の取引日は9月14日・月曜日)。9月11日の大幅下落を受けて、週末の中東情勢や原油相場の動向次第では、週明け月曜の東京市場が売り買いどちらに振れるか注目されます。直近2週続けて大きく下げ、6万円台半ばの水準では買い手が乏しいとの見方も伝えられており、押し目買いが入りやすいかどうかが週明けの焦点になりそうです。
来週以降のイベントカレンダー
- 9月15〜16日: 米FOMC(連邦公開市場委員会)開催予定。結果は日本時間9月17日午前3時頃に公表される見通しです
- 9月17〜18日: 日銀金融政策決定会合開催予定。結果は9月18日(金)の11時30分〜12時30分頃に公表される見通しです
FOMCの結果発表から間もなく日銀会合の結果も控えており、日米の金融政策イベントが短期間に連続する週になります。今回のFOMCでは政策金利の変更だけでなく、FRB参加者による経済見通し(SEP)や政策金利見通しを示す「ドットチャート」も公表される見通しで、金利差の変化はドル円相場にも影響しやすい点に注意が必要です。これらはあくまで発表前の見通しであり、実際の結果が市場予想と異なれば相場が大きく反応する可能性がある点にご留意ください。IRDBでは企業ごとの業績推移データを随時更新していますので、気になる企業の数字は一次情報とあわせて確認してみてください。
ワテのひと言
金曜日は朝からずっと下げ通しで、一時は2,000円を超える下げ幅になったいう、なかなか肝の冷える一日どしたな。中東の緊張で原油が100ドル超え、米国の金利も上がってきましたよって、材料が重なると相場いうのはあっという間に崩れるもんどす。土日は東証もお休みどすさかい、週明けまでは材料が出そろうのをじっくり待つしかおまへん。来週はFOMCに日銀会合と、金利を巡る大きなイベントが続きますよって、値動きに一喜一憂するより、財布の体質(自己資本比率や健全性スコア)がしっかりした会社を腰を据えて見極める商いを心がけておくれやす。
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