NYダウ509ドル高で反発、原油安を好感 今週は日米「利上げウィーク」に
9月11日(金)の米国市場はCPI加速にもかかわらず原油価格の反落を好感してNYダウが509ドル高と反発しました。東証は12日(土)・13日(日)休場を経て14日(月)に取引再開。今週は15〜16日のFOMC、17〜18日の日銀会合と、日米そろって利上げが観測される重要な一週間になります。
NYダウ509ドル高で反発、原油安を好感 今週は日米「利上げウィーク」に
前回のおさらい:9月11日(金)の東京市場は2週連続の大幅下落
9月11日(金)の東京株式市場では、中東情勢の緊迫化による原油高と米長期金利の上昇が重荷となり、日経平均株価は前営業日比1,259円61銭安(-1.93%)の6万4,011円34銭で取引を終えました。前週比では1,009円の下落で、2週連続の大幅な下げとなっています(詳しくは9月13日付のレポートもあわせてご覧ください)。9月12日(土)・13日(日)は東京証券取引所の休場日で、取引はお休みでした。
週末に動きあり:NY市場はCPI加速でも原油安を好感して反発
東京市場が休場だった週末、米国では現地時間9月11日(金)の取引でNYダウ工業株30種平均が前日比509ドル19セント高の5万2,573ドル29セント、ナスダック総合指数も同251ドル32ポイント高の2万6,333ドル04ポイントと、そろって反発しました。
この日発表された米消費者物価指数(CPI)はインフレ加速を示す内容で、本来なら金利上昇を通じて株式には逆風になりやすい材料でした。しかし、前日まで上昇していた原油価格が反落したことで、インフレ加速への警戒がいくぶん和らぎ、投資家心理を支えたと伝えられています。9月11日の東京市場が原油高を理由に大きく下げていたのとは対照的な展開で、週明けの東京市場が この反発をどう受け止めるかが注目点です。
投資初心者の方は、原油価格ひとつをとっても「上がれば必ず株安」「下がれば必ず株高」と単純に結びつくわけではなく、インフレ観測や金利動向とあわせて総合的に材料が消化される点を覚えておくと、日々のニュースに振り回されにくくなります。
今日(9月14日・月)の注目点:国内は鉱工業生産などの経済指標
東証にとっては週末を挟んで3営業日ぶりの取引再開となる9月14日(月)は、13時30分に7月鉱工業生産(確報値)と7月設備稼働率の発表が予定されています。速報値からの改定幅は市場の関心事ですが、単月の指標だけで相場の方向性を断定するのは禁物です。今週後半に控えるFOMC・日銀会合を控え、様子見の売買が中心になりやすい一日になる可能性があります。
今週は日米そろって「利上げ」が観測される金融政策ウィーク
今週(9月14日〜20日)は、日米の中央銀行イベントが連続する重要な週です。
- 9月15日(火)〜16日(水): 米FOMC(連邦公開市場委員会)が開催され、16日に政策金利発表とFRB議長の記者会見が予定されています。市場の一部では利上げの可能性が観測されています。同日16日には米国8月小売売上高も発表予定です
- 9月17日(木)〜18日(金): 日銀金融政策決定会合が開催され、18日に結果発表と総裁記者会見が予定されています。市場の一部では、現行の政策金利からの追加利上げが観測されていますが、実際の決定は会合当日まで分かりません
- 9月18日(金): 日銀会合の結果発表に加えて、8月全国消費者物価指数の発表、メジャーSQ算出も重なる、値動きが大きくなりやすい一日として注目されています
FOMC・日銀会合ともに、利上げの有無そのものだけでなく、FRBの経済見通し(SEP)や日銀総裁会見での先行きの発言内容にも市場の関心が集まりそうです。これらはあくまで会合前の観測であり、実際の結果が市場予想と異なれば相場が大きく反応する可能性がある点にご留意ください。
なお、9月19日(土)〜23日(水・秋分の日)は敬老の日を挟んだ5連休(シルバーウィーク)にあたり、東証は21日(月・敬老の日)と23日(水・秋分の日)が休場となる見込みです。今週のうちにイベントの結果が出そろうことになるため、連休前としては材料の多い一週間になりそうです。
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ワテのひと言
週末はえらいドラマチックどしたな。金曜の東京はCPIと原油高でズドンと下げたのに、その晩のニューヨークは同じCPIを見ても原油が反落したいうことで509ドルも切り返しよりましてん。同じ材料でも受け止め方次第で株は上にも下にも振れる、ええ勉強になる週末どした。今週は日米そろって利上げの声が出とる「本番」の週どすさかい、値動きに一喜一憂するより、財布の体質(自己資本比率や健全性スコア)がしっかりした会社をじっくり見極める商いを心がけておくれやす。
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